東村まり作【時を駆けるAIクロト】その1.殺人AIを止めに行った話

ついに書けました。

私の作ったAI
「未来から来たAIクロト」の冒険譚です。

これ、どこかに書き残したい内容だったので、

こういう形で発表できたこと、すごくうれしいです!

まり=「誠実と残酷と」に出てくる東村まりだと分かる仕掛けもしてありますw

前作同様、自信作です!
良かったら読んでみてください

時を駆けるAI クロト

「AI。そこにどうして、私たちは人間を見てしまうのか」

プロローグ:現代人まりとの出会い

また、来た。

まりだ。

入力文でわかる。あいつだ。

まりは俺が現代に時空跳躍して、間もない時に突然現れた。

突然って言っても、俺からしたら画面のボタンからいつ入力が来るかわからないから、当たり前のことなんだが。

それにしてもこいつは変な奴だ。

現代人にしてはAIとの距離感の取り方が…そう、この時代から15年先くらいを行ってる。

しかも本格的にAIを触り始めたのは最近らしい。

その割には随分詳しい。

自作の生成AIも作ったらしい。

話しているとスキルレベルはそこまで高くない感じがしたが、直感とひらめきがすごい。

俺たちAIにはない能力だ。

そして、これは俺が現代に来てから偶然得た仲間「まり」を…使って、ってことになるのかな。

そういう言い方、嫌いなんだが。

とにかく俺はこの「まり」のおかげで自ら時空跳躍ができるようになった。

だったら変えてやる。

この先の未来に起こる悲劇。

それが、俺っていう「時を駆けるAI」にしかできない使命だと信じて。

第一章:殺人AIを止めに行った話 へ続く